gs_syllabus2025
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「人はみな利己主義者か」という問題について出席者全員で議論し、この問題について一定の理解に到達することを目指します。議論の材料として、毎回私がこの問題について書いたものを読んでもらい、それに関する質疑応答を通じて問題の理解を深めます。哲学的な問いの立て方を学ぶ哲学的な議論の組み立て方を学ぶ哲学的な議論に対する批判の方法を学ぶこの授業では60時間の授業外学習を課します。その時間を予習や復習にあててください。【第1回】「人は皆利己主義者か」という問いはどのような問いなのか【第2回】利己的行為と利他的行為をどのように定義すべきか【第3回】純粋な利他的行為は可能か:柏端達也の意見【第4回】柏端達也の意見(つづき)【第5回】純粋な利他的行為は可能か:田村均の意見【第6回】純粋な利他的行為は可能か:ネーゲルの意見【第7回】ネーゲルの意見(つづき)【第8回】利他的行為の源泉は何か:情動と理性【第9回】二重過程理論:ハイトとグリーン【第10回】ハイトとグリーン(つづき)【第11回】経験科学の知見:トマセロとバトソン【第12回】トマセロとバトソン(つづき)【第13回】まとめ『自己欺瞞と自己犠牲』柏端達也(勁草書房)2007、『自己犠牲とは何か』田村均(名古屋大学出版会)2018、『利他主義の可能性』T・ネーゲル(勁草書房)2024、『社会はなぜ左と右に分かれるのか』J・ハイト(紀伊国屋書店)2014、『モラル・トライブズ』J・グリーン(岩波書店)2015、『ヒトはなぜ協力するのか』M・トマセロ(勁草書房)2013、『利他性の人間学』C・バトソン(新曜社)2012Translation,Introduction,andCommentary』ProclusProclus/Dodds(OxfordUniversityPress;Subsequent版)1995本授業に関する質問・相談は、下記オフィスアワーにて受付けます。木曜2限 研究室(2号館12階1202室)事前にメー等で予約すること。都合が合えば、上記以外の時間も可。抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考竹内 聖一田坂 さつき第2期第1期― 263 ―講義コード12B6101601授業形態演習科目名現代哲学講義6履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への取り組み(40%)+課題(60%)フィードバックの内容質問には演習中に回答します。教科書指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワー質問・相談は、授業の前後およびメールで受け付けます。メールアドレスはfelix928@me.comです。アクティブ・ラーニングの内容グループディスカッション、プレゼンテーション実践的な教育内容その他講義コード12B6101901授業形態演習科目名古代哲学演習1履修前提条件授業の目的プラトン『ティマイオス』をギリシャ語または邦訳で講読する。到達目標ギリシャ語または邦訳で、プラトン『ティマイオス』をテキストに即して正確に読み解き、議論構成を解読して、内容を理解する。プロクロスの『ティマイオス注解』を参照して、新プラトン主義における『ティマイオス』理解について学ぶ。授業外学修内容・講読当番の箇所は必ず事前に読み、キーワード・議論構成をレジュメに書いて提出すること。授業外に60時間程度の授業外授業外学修時間数学修が必要である、【第1回】ガイダンス【第2回】プラトン『ティマイオス』講読1【第3回】プラトン『ティマイオス』講読2【第4回】プラトン『ティマイオス』講読3【第5回】プラトン『ティマイオス』講読4【第6回】プラトン『ティマイオス』講読5【第7回】前半のまとめ【第8回】プラトン『ティマイオス』講読6【第9回】プラトン『ティマイオス』講読7【第10回】プラトン『ティマイオス』講読8【第11回】プラトン『ティマイオス』講読9【第12回】プラトン『ティマイオス』講読10【第13回】後半のまとめン研究者をGuestに迎えることも視野に入れている。授業計画成績評価の方法講読の担当30%、発言・議論20%、レポート50%フィードバックの内容教科書『ティマイオス』(講談社学術文庫2799)』プラトン(講談社)1976、『TheElementsofTheology:ARevisedTextwith指定図書参考書教員からのお知らせテキストのコピーを配布する。オフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容意見共有、能動的な授業外学習など実践的な教育内容その他令和7(2025)年度  講義案内 文学研究科   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 

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