gs_syllabus2025
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令和7(2025)年度  講義案内 文学研究科講義コード13B6100401授業形態演習科目名(博)宗教哲学講義2履修前提条件授業の目的トマス神学、さらにはキリスト教的な創造論的世界観を理解するために、神と被造物の中間に位置する天使の存在と認識構造を解説する。ラテン語原典の正確な読み方を解説する。キリスト教の創造論が、あらゆる存在者の存在構造にいかに組み込まれているかが理解でき、神から天使、天使から人間への下降と、人間から天使、天使から神への上昇との相互関係が明瞭になり、この地上での人間の存在論的位置を考察する地平を獲得できる。中世ラテン語を正確に読むことができる。各回の該当箇所を必ず事前に精読し、自分の理解の及ばなかったところを自分で調べてみること。また、なるべく原典にあたり、翻訳と対照し、なぜそのような翻訳になるのかを考えること。そのためには授業時間外学習に60時間以上必要と思われる。【第1回】54問1項【第2回】54問2項【第3回】54問3項【第4回】54問4項【第5回】54問5項【第6回】55問1項【第7回】55問2項ンン※以上は予定であり、院生の関心の方向や理解度に応じて、思索の自然な流れに沿って教育的に変更することもあります。etti)エティエンヌ・ジルソン(慶応義塾大学出版会)2014てみましょう。また、授業では皆さんの発表と私の講義とを交えて進めていきます。本授業に関する質問・相談は、下記の方法で受け付けます。①オフィスアワー/木曜日14:30-16:00②授業時間の前後③メール/平日(金曜は除く)8:00-16:00/あて先は授業内で指示します。講義しつつ受講者の発表とそれをめぐる討議の時間も設ける。見解と両者の異同を適切に提示できる。かつ学会発表相当のレポートと議論ができる。原典の事前学習により、授業外に計60時間以上の学修を行うこと。【第1回】授業のガイダンス【第2回】「私と汝」第1節についてのガイダンス(1)【第3回】「私と汝」第1節についてのガイダンス(2)【第4回】「私と汝」第2節についてのガイダンス(1)【第5回】「私と汝」第2節についてのガイダンス(2)【第6回】「私と汝」第3節(1)【第7回】 同(2)【第8回】  同(3)【第9回】  同(4)【第10回】  同(5)【第11回】  同(6)【第12回】  同(7)【第13回】  同(8)ンン以上は予定であり、受講生の希望や講義の進度に応じて変更することがあるめるオフィスアワーでも受付ける。抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考【第8回】55問3項【第9回】56問1項【第10回】56問2項【第11回】56問3項【第12回】57問1項【第13回】57問2項村上 喜良板橋 勇仁第2期第1期― 250 ―到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への取り組み(50%)と理解度(100%)フィードバックの内容リアクションペーパーへのフィードバックは、次回の講義で行う。教科書『神学大全第4巻』トマス・アクィナス(創文社)1973、『summatheologiaeparsprimaQQ50-57』ThomasAquinas(Mari-指定図書『トマス・アクィナス』コプルストン(上智大学出版部)1968、『トマス・アクィナスの神学』稲垣良典(創文社)2003参考書『聖トマス・アクィナスの哲学序論』内山清海(サンパウロ)1996、『キリスト教哲学入門聖トマス・アクィナスをめぐって』教員からのお知らせトマスの『神学大全』はあらゆる言語に翻訳されています。ラテン語ばかりでなく、英語をはじめ他の言語の翻訳にもあたっオフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容反転授業実践的な教育内容その他講義コード13B6101101授業形態演習科目名(博)現代哲学講義3履修前提条件授業の目的西田幾多郎の論文「私と汝」をテクストとして、中期西田哲学の他者論が持つ射程とくに現代的可能性を測定する。教員が到達目標中期西田哲学の他者論が持つ射程とくに現代的可能性について理解し、テクストについての教員の説明内容に対して自らの授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業に対する取り組み姿勢による評価100%フィードバックの内容教科書『西田幾多郎哲学論集Ⅰ』西田幾多郎(岩波文庫)指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業時間後、次の授業に支障のない範囲で教室内にて対応する。なお適宜、学部学科にて定アクティブ・ラーニングの内容発表とディスカッション実践的な教育内容その他   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 

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