gs_syllabus2025
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令和7(2025)年度  講義案内 文学研究科環境、家族、労働、宗教、社会情報、社会心理、コミュニケーション、統計などの各分野における高度な研究能力、もしくは当該分野に関連し高度な専門性を要する職業などに必要な能力を身に付けた人材を養成すること、ならびに、そのために必要な教育研究を行うことを、人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的とする。 文学研究科社会学専攻は、その博士後期課程教育プログラムを通じ、持続可能でより良い豊かな和平社会を築くための一個の重心・芯となるべき人材として、社会学分野における「モラリスト×エキスパート」を養成することを教育の目標とします。 文学研究科社会学専攻における博士後期の課程を修めたうえで、下記の能力・資質を身につけた者に学位を授与します。  <関心・意欲・態度> ・現代社会で生起する多種多様な問題について、科学的に分析し、その解決の方向性を見出そうとする関心・意欲をもっている。・多種多様な問題を単に評論するのではなく、実社会で解決に向けてのアクションを起こし、社会に貢献する意欲・態度をもっている。・問題の解決に向けて、科学的な研究成果を踏まえるとともに、他者との議論や協力を積極的に求める態度をもつことができる。 <思考・判断・表現> ・科学的な知見や他者の意見を取り入れながらも、自分の思考力を客観的に評価し、独自の見解をつことができる。・マスコミ等で流される情報をうのみにするのではなく、いわゆる社会常識に対しても疑問の目を向ける思考力・判断力をもつことができる。・他者との議論において、それぞれの立場に敬意を払いながらも、妥協点を見出すことのできる表現力をもつことができる。 <知識・理解・技能> ・社会学理論、犯罪、都市、環境、家族、労働、宗教、社会情報、社会心理、コミュニケーション、統計などの分野における高度な知識を身につけている。・社会問題を歴史的な視点や、グローバルな視点から分析できるだけの教養を身につけている。・マスコミ等で流される情報や、SNSで飛び交う情報を、科学的に評価できるメディアリテラシーを身につけている。・難解な文献も、インターネットの検索機能などを使いながら十分に読解することができる。・社会統計などの数字の持つ意味を、その社会的な文脈の中で理解することができる。― 21 ―教育目標卒業認定・学位授与の方針(DP)

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