― 240 ―作家の評価は、どのようにして決まるのでしょうか。もちろん、作品の評価は大きな要因の一つでしょう。しかし、そのほかにも作家のイメージを形成する要因として、メディアの影響が考えられます。この授業では、19世紀後半から20世紀初頭の作家で、日本に関する著作で知られるラフカディオ・ハーン(Lafcadio Hearn, 1850-1904)をケース・スタディとして、作家とメディアと読者の関係を考察します。今学期は、家族や教え子によるハーンの回想録を中心に取り上げる予定です。1.近代日本の文化や文学を、世界の状況と関連づけて捉えることができる。2.授業で学んだ内容や研究手法を応用した作品分析ができる。3.客観的なテキスト分析に基づく論理的なレポートを書くことができる。課題のテキストを事前に読んでから、授業に出席してください。本授業の準備学習・復習時間は、学期を通して60時間程度を標準とします。【第1回】 イントロダクション【第2回】 ハーン研究の現在【第3回】 新聞が語るハーン(1)【第4回】 新聞が語るハーン(2)【第5回】 友人が語るハーン【第6回】 家族による回想(1)【第7回】 家族による回想(2)以下の配分を目安にして、総合的に評価します。・授業への参加度 40%・期末レポート 60%外国語の文献を参照する場合もありますが、基本的には日本語のテキストに沿って進めるので、外国語の能力はとくに求めません。日本と海外の両方の文化や文学に関心のある方や、日本について国際的な観点から考えてみたい方の受講を歓迎します。いについて学習します。その後は、自身に合う書法を選択し、漢字の創作作品に生かせる技術を身につけていきます。・中国書道の様々な技法を身につける。・教育書道の基本的な技法を身につける。・自身が選んだ漢詩・漢文を楷・行・草書体で書けるようになる。この科目では、60時間以上の授業外学修を行うことが求められます。授業内で取り上げられた作品について、自宅でしっかりと練習し、課題に取り組んでください。また、首都圏には、書の作品を所蔵・展示している博物館や美術館がたくさんあります。自ら足を運び、なるべく多くの本物に触れるよう心がけてください。【第1回】教育書道:楷書の基本【第2回】教育書道:楷書の創作【第3回】教育書道:行書の基本【第4回】教育書道:行書の基本②【第5回】教育書道:行書の創作【第6回】教育書道:仮名交じり文の基本【第7回】教育書道:仮名交じり文の創作【第8回】王羲之の書と「蘭亭序」【第9回】「蘭亭序」創作【第10回】智永「真草千字文」【第11回】顔真卿の書と「顔氏家廟碑」【第12回】「祭姪文稿」【第13回】課題創作毎回の授業内課題(70%)と期末課題(30%)によって評価します。毎回の授業では、課題を練習の上、半紙1枚に清書したものを提出します。期末課題では、授業で取り上げた古典のなかから好きな古筆を選び、その書法を用いて作品を制作します。なお、巧拙だけで成績評価することはせず、ひとりひとりの取り組みと成長とを積極的に評価しますので、書が苦手だからといって受講を躊躇する必要はありません。に関心があり、真剣に学ぶ意思のある方であれば受講を歓迎します。抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考【第8回】 教え子の回想(1)【第9回】 教え子の回想(2)【第10回】 教え子の回想(3)【第11回】 教え子の回想(4)【第12回】 作家が語る「小泉八雲」【第13回】 まとめ川澄 亜岐子根本 知第2期第1期令和7(2025)年度 講義案内 文学研究科講義コード12B5103201授業形態演習科目名文学史特殊研究2履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法フィードバックの内容課題に対する講評は、内容によってクラス全体に向けて行う場合と、個別に行う場合があります。教科書指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワー随時、受け付けます。メール等でご相談ください。アクティブ・ラーニングの内容この授業は、原則として講義形式で進めますが、受講生は課題やディスカッションなどを求められることがあります。実践的な教育内容その他クラスの規模や受講生の興味に合わせて、取り上げる作品や授業の進め方を調整する場合があります。講義コード12B5104101授業形態演習科目名漢字書道実習1/書字学特講1履修前提条件授業の目的中国書道における古典を中心に学んでいきます。臨書を通しての各書体が生まれた背景を理解し、それにともなう書法の違到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法フィードバックの内容毎回の授業で提出する課題を、次回授業の冒頭で評価をつけて返却します。教科書指定図書参考書教員からのお知らせ本科目は、高校「書道」の教員免許取得のための教職科目です。ただし、教員免許取得を目的としない場合であっても、書オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容教員からのフィードバックによる振り返り。実践的な教育内容その他 担 当 教 員 開 講 期 担 当 教 員 開 講 期
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