gs_syllabus2025
188/280

― 184 ―明末の宦官が著した『酌中志』講読の作業を通じて、歴史史料の分析力の向上に努めることを目標とする。そのために、まずは本書に使用されている語句の「索引」作成を前年度に引き続きおこなう。そのうえで、適宜講義をおこない、明末の宮中を中心とした政治状況を考究し、将来の本書の「訳注」刊行に反映させる。宦官史料という特殊史料の講読・分析を通じ、①史料講読の正確さを修得できる、②他の関連史料との比較検討により史料批判力を修得できる、③他の分野での歴史史料解読・批判に応用できる。これらを踏まえ、明末の宮中政治史解明の糸口を捕まえたい。継続的な史料講読および「語彙索引」作成作業が肝要となる。これを実現するためにも、授業外に60時間以上の学修をおこなうこと。【第1回】ガイダンス【第2回】『酌中志』について【第3回】語彙索引作成(1)【第4回】語彙索引作成(2)【第5回】語彙索引作成(3)【第6回】語彙索引作成(4)【第7回】語彙索引作成(5)【第8回】語彙索引作成(6)【第9回】語彙索引作成(7)【第10回】語彙索引作成(8)【第11回】語彙索引作成(9)【第12回】語彙索引作成(10)【第13回】まとめと総評して報告し、その妥当性を検証する。なお、受講生との協議の上、講読本および実施内容を変更する場合があります。スアワーにて受け付けます。明末の宦官が著した『酌中志』講読の作業を通じて、歴史史料の分析力の向上に努めることを目標とする。第1期に引き続き、本史料に使用されている語句の「索引」作成をおこなう。そのうえで、適宜講義をおこない、明末の宮授業の目的中を中心とした政治状況を考究し、将来の本書の「訳注」刊行に反映させる。到達目標明末の宦官史料という中国史上でも極めて特殊な史料を扱うことで、歴史史料の解読のために必要な資料の操作方法や、的確な意味の判定に際しての判断能力の向上が図られます。授業外学修内容・継続的な史料講読および「語彙索引」作成作業が肝要となる。また最新の関連論文の入手・講読を不断なくおこなうことが授業外学修時間数求められる。これを実現するためにも、授業外に60時間以上の学修をおこなうこと。【第1回】第2期ガイダンス【第2回】第1期演習時における『酌中志』問題の検証【第3回】講読と用語の検討(1)【第4回】講読と用語の検討(2)【第5回】講読と用語の検討(3)【第6回】講読と用語の検討(4)【第7回】講読と用語の検討(5)【第8回】講読と用語の検討(6)【第9回】講読と用語の検討(7)【第10回】講読と用語の検討(8)【第11回】講読と用語の検討(9)【第12回】講読と用語の検討(10)【第13回】まとめと総括して報告し、その妥当性を検証する。なお、受講生との協議の上、実施内容を変更する場合があります。スアワーにて受け付けます。抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考野沢 佳美野沢 佳美第1期第2期令和7(2025)年度  講義案内 文学研究科講義コード13B4105701授業形態演習科目名(博)東洋史特講5履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法発表60%および討論への参加姿勢40%で評価フィードバックの内容各回での不明な用語はその都度、受講生全員で辞典・辞書、関連資料を用いて確認し、それでも不明な点は次回までに調査教科書指定図書参考書教員からのお知らせ講読のテキスト(北京古籍出版社本)はコピーを配布します。各人のテーマに関する参考書は適宜指示します。オフィスアワーこの授業に関する質問等は、授業終了後、次の授業に支障ない範囲で教室にて受け付けます。または、定められているオフィアクティブ・ラーニングの内容ディスカッション。実践的な教育内容その他講義コード13B4105801授業形態演習科目名(博)東洋史特講6履修前提条件授業計画成績評価の方法発表60%および討論への参加姿勢40%で評価フィードバックの内容各回での不明な用語はその都度、受講生全員で辞典・辞書、関連資料を用いて確認し、それでも不明な点は次回までに調査教科書指定図書参考書教員からのお知らせ講読のテキスト(北京古籍出版社本)はコピーを配布します。各人のテーマに関する参考書は適宜指示します。オフィスアワーこの授業に関する質問等は、授業終了後、次の授業に支障ない範囲で教室にて受け付けます。または、定められているオフィアクティブ・ラーニングの内容ディスカッション。実践的な教育内容その他   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 

元のページ  ../index.html#188

このブックを見る