― 156 ―「現場を内側から経験し記述する」調査方法論の実践的な取り組みとして，「エスノグラフィー」をメインに扱う。フィールドワーク，参与観察，エスノグラフィーと呼ばれる一連の調査研究方法論について概括的に理解ししつつ，それを活用した社会学的な記述がどのように展開可能かについて検討を進める。調査に基づいた研究成果を参照しつつ，受講者の関心や取り組んでいる研究テーマに即した形で分析作業を試行してみたい。定性データの取り扱い方の注意点や知見の取り出し方などを基本的プロセスを獲得することができる。期間中，トータルで60時間程度の予習・復習を心がけたい。【第１回】進め方についてのオリエンテーション【第２回】文献講読（エスノグラフィーの概要）【第３回】文献講読（現代的な展開）【第４回】文献講読（重要概念①自己再帰性やポジショナリティ）【第５回】文献講読（重要概念②表象の政治性）【第６回】文献講読（エスノグラフィーの諸アプローチ１）【第７回】文献講読（エスノグラフィーの諸アプローチ２）【第８回】文献講読（エスノグラフィーの諸アプローチ３）【第９回】文献講読（応用研究の事例１）【第10回】文献講読（応用研究の事例２）【第11回】文献講読（応用研究の事例３）【第12回】文献講読（分析の批判的検討）【第13回】まとめ・全体討議オフィスアワー時間については，学科掲示板（２号館地下１階）にて確認願う。「オーディエンス」＝メディアの〈視聴者〉・〈読者〉・〈観客〉が大きく変容してきていると言われるが，その内実はどうなのだろうか。まず社会学的なメディア研究に見られるオーディエンス論を紐解きながら，その概念について批判的に理解をする。そして現代的な分析事例を複数検討する中で，それらの研究アプローチ方法の有効性について検討する。受講者の関心や取り組んでいる研究テーマに即した形で分析作業を試行したい。個人ないしは集団における認識・解釈やコミュニケーション過程をいかに分析していくのかといった問題の立ち上げを体験できる。定量・定性データの取り扱い方の注意点や知見の取り出し方などについて，基本的プロセスを理解できる。期間中，トータルで60時間程度の予習・復習を心がけたい。【第１回】進め方についてのオリエンテーション【第２回】文献講読（社会学的なオーディエンス研究の概要）【第３回】文献講読（オーディエンス理論の概観）【第４回】文献講読（オーディエンス研究の流れ）【第５回】文献講読（オーディエンス研究の有効性と限界）【第６回】文献講読（オーディエンス研究の批判的検討）【第７回】文献講読（オーディエンス研究の事例１）【第８回】文献講読（オーディエンス研究の事例２）【第９回】文献講読（オーディエンス研究の事例３）【第10回】文献講読（オーディエンス研究の事例４）【第11回】オーディエンス分析の試行と検討１【第12回】オーディエンス分析の試行と検討２【第13回】まとめ・全体討議エンスとは何か』カレン・ロス他（新曜社）2007号館地下１階）にて確認願う。抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考浅岡 隆裕浅岡 隆裕第１期第２期令和７（2025）年度 講義案内 文学研究科講義コード12B3102701授業形態演習科目名情報社会学講義１履修前提条件授業の目的到達目標エスノグラフィーの様々な形，調査手法としての有効性と制約（限界）について理解を深めることができる。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への取り組み姿勢100％（発表、討議への参画状況など）で評価します。フィードバックの内容講義内容の質疑については授業内もしくは授業外（オンライン形式）で応答する。教科書指定図書『メディア表象の文化社会学 －「昭和」イメージの生成と定着の研究』浅岡隆裕（ハーベスト社）2012参考書教員からのお知らせ講読文献や参考書は初回に指示する。オフィスアワー本講義に関わる質問・相談は，担当教員のオフィスアワーにて受け付ける。アクティブ・ラーニングの内容ゼミナール形式，テキスト講読とその内容についての受講者間のディスカッション実践的な教育内容その他講義コード12B3102801授業形態演習科目名情報社会学講義２履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への取り組み姿勢100％（発表、討議への参画状況など）で評価する。フィードバックの内容発表レジュメ，提出物については，ゼミ内もしくは個人面談で講評する。教科書指定図書『メディア表象の文化社会学 －「昭和」イメージの生成と定着の研究』浅岡隆裕（ハーベスト社）2012、『メディアオーディ参考書教員からのお知らせ講読文献や参考書は初回に指示する。オフィスアワー本ゼミに関わる質問・相談は，担当教員のオフィスアワーにて受付ける。オフィスアワー時間については，学科掲示板（２アクティブ・ラーニングの内容ゼミナール形式，テキスト講読と報告，受講者間のディスカッション実践的な教育内容その他 担 当 教 員 開 講 期 担 当 教 員 開 講 期
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