gs_syllabus2025
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― 154 ―この授業では、都市という居住地に成立する社会関係が私たちの生活にどのような影響を及ぼしているのか、また都市社会におけるコミュニティは今日的課題にどのように取り組んでいるのかを、いくつかの事例や調査方法を通じて説明する。大都市・東京における都市生活におけるコミュニティを中心にとりあげるが、背景にある都市政策の変遷とオリンピックによる都市再生の戦略について取りあげる。さらに都市における見えない排除と貧困について関東圏と関西圏についても触れる。受講生の関心により、講義の順序が替わることもあります。現代都市に関する基本的な考え方が理解できる。都市社会学の領域について関心が持てる。現代都市の特徴を分析し、自主的に研究を展開することができる。この科目は、アップロード資料、配布資料、授業中に指示した文献の熟読など予習復習を含めて60時間以上の授業外学習を必要とします。【第1回】現代都市の特徴【第2回】日本社会における外国人労働者【第3回】停泊か定住か-外国人集住コミュニティ:群馬県大泉町【第4回】グローバリゼーションと都市社会の変動【第5回】コミュニティを考える(1)【第6回】コミュニティを考える(2)【第7回】コミュニティを考える(3)【第8回】「東京の社会地図-[西高東低]のゆらぎ-」(序説)【第9回】「東京の社会地図-[西高東低]のゆらぎ-」(実証編)【第10回】「山の手」と「下町」:英国人研究者Dore,R.P.の観察した下町の社会構造【第11回】下町社会の担い手層-コミュニティに広がる集団とネットワーク【第12回】グローバル都市東京とインナーシティとしての新宿【第13回】都市の貧困層-20世紀の貧困と現代の貧困抽 選 の 有 無なし備考小浜 ふみ子第2期令和7(2025)年度  講義案内 文学研究科講義コード12B3101801授業形態演習科目名都市社会学演習2履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法レポート(50%)、授業中の発言・口頭報告(50%)にて、評価します。フィードバックの内容発言や口頭報告の「振り返り」にて行います。教科書授業中に指示します。指定図書『都市社会学』藤田弘夫・吉原直樹(有斐閣)1999、『都市の日本人』R.P.ドーア(岩波書店)1962、『地域の社会学』森岡清志し編(有斐閣)2008、『コミュニティと都市の未来』吉原直樹(筑摩書房)2019『現代都市とコミュニティ』浅川達人・玉野和志(日本放送出版協会)2010、『都市コミュニティの歴史社会学』小浜ふみ子(御茶の水書房)2010、『都市空間に潜む排除と反抗の力』町村敬志(明石書店)2013、『都市のリアル』吉原直樹・近森高明(有斐閣)2013、『よくわかる都市社会学』中筋直哉・五十嵐泰正編(ミネルヴァ書房)2013参考書教員からのお知らせ授業の内容は、履修者の関心や時事問題によって変更する場合もあります。オフィスアワー予め、メールにてアポをとってください。アクティブ・ラーニングの内容グループディスカッション、プレゼンテーション実践的な教育内容その他   担 当 教 員    開 講 期 

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