gs_syllabus2025
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この授業では、都市社会学の研究史を紹介し、都市社会学の領域について基礎的な概念・内容を取りあげ、この領域が課題とする主要な論点についてその概観を提示していく予定である。1980年代の「新しい都市社会学」や都市論ブームのインパクト後に展開した都市研究の諸領域から隣接分野の都市研究まをカバーする予定である。まず、東京、ロンドン、パリ、ニューヨークのような大都市の歴史と現在を扱い、次に都市の理論と進めていく。都市を総合的に説明できる。都市的な生活様式を指摘できる。都市社会の集団・組織に参加できる。この科目については、テキストや配布資料の精読、授業内に指示された課題への取り組みなどの予習復習を含めて60時間以上の授業外学修を必要とします。【第1回】都市とは何か、都市の起源・定義(ウェーバーの都市の類類型学)【第2回】ジンメル「大都市と精神生活」【第3回】ニューヨーク:繁栄と格差の象徴【第4回】パリ-中心と周縁【第5回】ロンドン-グローバル都市・クリエイティブ都市のゆくえ【第6回】ロンドンの再開発、ロンドンにおけるGatedCommunity【第7回】大学都市・ケンブリッジ【第8回】大都市・東京「都市の再開発とジェントリフィケーション」【第9回】アジアの大都市【第10回】後発開発途上国の都市【第11回】シカゴ学派と都市社会学の系譜(1)【第12回】シカゴ学派と都市社会学の系譜(2)【第13回】アーバニズムと社会的ネットワークロナで都市は変わるか:欧米からの報告』矢作弘他 (学芸出版社)2020抽 選 の 有 無なし備考小浜 ふみ子第1期― 153 ―講義コード12B3101701授業形態演習科目名都市社会学演習1履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法レポート(50%)、授業内試験に替わる課題(50%)フィードバックの内容授業において試験に替わる口頭報告を行います。受講生によっては、概念の説明を記してもらう場合もあります。教科書『都市社会学』藤田弘夫・吉原直樹(有斐閣)1999、『改訂版 21世紀の都市社会学』菊池美代志・江上渉編(学文社)2008指定図書授業中に指示します。参考書『都市社会学入門』松本康編(有斐閣)2014、『よくわかる都市社会学』中筋直哉・五十嵐泰正(ミネルヴァ書房)2013、『コ教員からのお知らせ受講者の関心や時事問題などにより、授業の内容や順番を変更する場合もあります。オフィスアワーメールで相談してください。アクティブ・ラーニングの内容グループディスカッション、プレゼンテーション実践的な教育内容その他令和7(2025)年度  講義案内 文学研究科   担 当 教 員    開 講 期 

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