ン※授業内で扱うテキスト・論文に関しては受講生の興味関心に合わせて選定したいと思います。尚、何も案がない場合は、宇都宮輝夫,2012,『宗教の見方-人はなぜ信じるのか』勁草書房や日本宗教学会の機関誌『宗教研究』、「宗教と社会」学会の機関紙『宗教と社会』の中の論文等を対象とします。― 136 ―本講義では、宗教社会学の様々な文献を精読することを通して、宗教社会学に関する高度な知識を獲得することを目的としています。また、宗教社会学者の研究に触れることを通して、研究者として「研究するとは何か」についても考えてもらいたいと思っています。講義と名前がついていますが、演習形式の授業も導入しますので授業内では必ず発言を求めます。本講義の到達目標は、以下の5点と考えています。(1)宗教社会学の学説、研究史、研究視点、研究方法等を理解すること。(2)上記を用いることができること。(3)積極的に他者と議論すること。(4)他者の研究や報告に対して「適切に」疑問を出せること。(5)「研究するとは何か」を理解すること。テキストや論文について精読した上で(精読するためには、「わからない」「難しい」箇所は自分でわかるまで調べ考える必要があります)、レジュメを作成し、報告をしてもらいます。もちろん報告者以外の受講者もテキスト・論文・レジュメの精読が必要です。以上の点について60時間以上の授業外学修を行なってください。【第1回】ガイダンス、テキスト・論文の選定【第2回】テキスト・論文の選定【第3回】宗教の普遍性・宗教とは何か【第4回】宗教概念批判とその吟味・宗教と非宗教の境界【第5回】信じるとはどういうことか・宗教の構成要素【第6回】宗教の機能・宗教の諸理論【第7回】宗教的なことと医療に関する文献1ン※上記「計画」は宇都宮輝夫,2012,『宗教の見方-人はなぜ信じるのか』勁草書房をテキストにしたものです。受講生の関心によってテキストを変更しますので、変更した際には計画も変わります。ンン※履修に際しては、学部学生レベルの宗教社会学の知識を求めますので注意してください。自信のない人は、単位にはなり成績評価の方法授業への取組み50%、レポート50% ただし、成績評価の対象は、授業を行なった回数の3分の2以上の出席がある院生のフィードバックの内容授業内での発言に対しては、その場で口頭で指摘を行ない、紙媒体で提出されたものに対しては、コメントや添削を入れた教科書指定図書参考書ませんが、学部の宗教社会学の授業をとってください。みですので、注意してください。のちに返却する。学部の授業でも当然ですが、大学院の授業では特に自発性が求められます。教員に「教わる」という態度ではなく、自ら「見つけ」「考え」「発言」しなければなりません。たとえばテキストを輪読する場合、「テキストの内容がわからない」「テキストの内容が難しい」で終わりにさせたとしたら、そこに自発性はみられません。わからない、むずかしいならば、自分でわかるまで調べ考えてください。その結果として大学院生としての「自発性」が身に付きます。尚、大学院の授業は少人数で行なうため、授業を欠席する場合はその旨の連絡は必須です。本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。また、時間があれば授業終了後にも受け付けます。オフィスアワーや授業終了後では都合が悪い院生は、MicrosoftTeamsのチャットにて問い合わせ予約をとってください。抽 選 の 有 無なし備考【第8回】宗教的なことと医療に関する文献2【第9回】宗教的なことと医療に関する文献3【第10回】宗教的なことと医療に関する文献4【第11回】宗教的なことと医療に関する文献5【第12回】宗教的なことと医療に関する文献6【第13回】第1期全体の総括武井 順介第1期令和7(2025)年度 講義案内 文学研究科講義コード13B3100701授業形態演習科目名(博)宗教社会学講義1履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画教員からのお知らせオフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容意見共有、能動的な授業外学修など実践的な教育内容その他 担 当 教 員 開 講 期
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