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学部長からのメッセージ

自らの想いを語り得る表現者となれ!

 文学部は言葉を何よりも大切にします。言葉なくして文学部は存在しえません。何故か。それは言葉こそが人の想い、心の場だからです。悲しすぎて、切なくて、心が寒さに震えます。楽しすぎて、嬉しくて、心が舞い上がります。そのとき人は真に魂で生きています。その瞬間の想いを、人は外に向かって表現したくなります。まさに生きるとは心が震え、音や言葉となって溢れることです。それは物語となって、人の心を捉え成長させます。物語を紡ぐこと、それが文学部の目的です。
人は一人ではありません。他者とかわす言葉、その織りなす互いの物語に生きています。他者の物語に耳を澄ませるとき、心は他者の心に共鳴します。他者への優しい想いが溢れます。溢れた愛は自分の人生だけでなく、他者の人生をも豊かにします。語るとは共に生きる力です。他方、自分とだけ語りあうなら、心は頑なになり、その言葉は他者を攻撃します。美しく凛とした正しい言葉で語り、優しい物語を紡いでいける言葉の力を身につけてください。私たち教員はそれをサポートします。
文学部は近々100周年を迎えます。この長きに渡って人々の想いを語り継ぎ、新たな物語を紡ぎ続けています。文学部で学ぶ思想、歴史、社会、文学、言葉は、かつての、そして今も生き続けている偉大な魂の物語です。それを私たち教員は皆さんに語り伝えます。その物語を耳にするだけでなく、自らがその登場人物となって生きてください。そこで感受した想いを表現しえる語り部となってください。その想いを卒業論文へと創造してください。それは貴方が語り継ぐ未来の礎となります。
各学科・専攻コースで語られる内容は、それぞれの紹介頁を読んでください。心を揺さぶり、ワクワクさせる多くの物語がそこにはあります。しかし、その物語を読み解くためには、前提となる教養が必要です。教養とは、多くの物語を読み解き、そこに語られる人の心の豊かさと闇とを感受し、それを善や美の言葉へと昇華しえる力のことです。
その教養力を文学部では初年度教育で鍛えます。学科・専攻コースを超えて語り合う「基礎ゼミナール」や、言葉そのもののもつ豊かさを感得する「基礎英語」や他の諸外国語の科目があります。さらには「本」を巡る多様で魅力的な科目が多く開講されています。これらを通して、自らの心の伴侶となる偉大な魂の物語を見出し、そこに自らの物語を紡いでいける表現者となってください。私たち教員はそれを切に願い、それを目指す貴方の伴走者でありたいと思います。一緒に言葉の森に迷い込み、それぞれの魂の物語を見つけ、語りあいたいと願います。

村上 喜良

学部長プロフィール

■専門分野
キリスト教思想、生命倫理

■学歴・取得学位
立正大学文学部哲学科卒
1989年、上智大学大学院哲学研究科哲学専攻博士前期課程修了(文学修士)
1993年、上智大学大学院哲学研究科哲学専攻博士後期課程中退

■所属学会
日本宗教学会

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