大崎2号館

『立正大学文学部学術叢書』

 立正大学文学部は、平成26年度に創設90周年という大きな節目を迎えたことを記念して、より広く学術の振興をめざすとともに、浩瀚な知の創成と継承に裨益することを目的として「立正大学文学部学術叢書」の刊行を開始しました。

 「立正大学文学部学術叢書」を継続して刊行することによって、本学文学部専任教員の優れた業績を社会に喧伝し、立正大学文学部の名を高めることに役立てていきたいと考えております。

2015(平成26)年度

史学科専任講師 岩本篤志著
『唐代の医薬書と敦煌文献』(立正大学文学部学術叢書1)
角川学芸出版、2015年3月、300頁

 初年度は、多くの応募の中から本学文学部史学科の岩本篤志専任講師の『唐代の医薬書と敦煌文献』が選ばれました。本書は約300頁におよぶ充実した内容を誇るものであり、日本・中国・フランス・イギリスに分散する敦煌文献の断片から唐王朝の勅撰医薬書『新修本草』の復元と分析をおこなった画期的なものです。

<目次>
導論 南北朝から隋唐の医薬と社会 — おもに出土文献とのかかわりからみた
第一部 北朝における医事制度 — 尚薬典御・徐之才を中心に
 第1章 北斉政権の成立と「南士」徐之才
 第2章 北斉・徐之才『薬対』と尚薬局の誕生
第3章 南北朝から隋唐への医薬書の継承ー『史記』正義・索隠所引『薬対』考
第二部 唐朝における医事制度と本草書 — 敦煌本『新修本草』の研究
 第4章 『新修本草』序例の研究ー敦煌秘笈本を中心に
 第5章 唐朝の医事政策と『新修本草』— 本草書と土貢
 第6章 紙背からみた敦煌における『新修本草』
 第7章 貝葉形本草考ー敦煌における本草書と社会
 第8章 敦煌本『新修本草』校注
第三部 西域出土文献と日本文化
第9章 六朝隋唐五代と日本における『霊棋経』
第10章 敦煌吐魯番「発病書」小考—ロシア・ドイツ蔵文献の試釈と『占事略決』との比較を通して
結論
あとがき 
索引
英文目次

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