在学生インタビュー
教員インタビュー

社会学科からのメッセージ

社会学科 学科主任
浅岡 隆裕

社会学科の4年間の学びで知的鍛錬を

社会学を学ぶことができる数ある大学の中で、立正大学社会学科へようこそ! バランスが取れたカリキュラムとスタッフで、皆さんの学びたいニーズにはしっかりとお応えできるものと確信しています。4年間を修めた先輩方は「4年間あっという間に終わってしまった」「大学時代にもっと〇〇をしておけばよかった」と毎年、異口同音に語って卒業していきます。〇〇に該当するものは、勉学以外にもあると思いますが、やはり社会学という学問をしっかりと修めることを考えてください。勉学を通じて“どのような人間になりたいのか”といった目標を出来るだけ早く定め、そのために何をすべきか、段階的に考えて実行していくことが重要でしょう。社会学が対象とする現代社会について探求していっても、唯一の「正解」があるわけではありません。先人たちの考えや理論に触れ、自身で事例やデータを集め、それらを材料として思考していく。そして、できるだけ“真理(真実)”や多くの人に納得してもらえる妥当性が高いものを探り当てていきます。簡単ではありませんが、非常にスリリングな体験です。教員も皆さんと並走しながら考えていきます。

開講科目の一例

社会学の成立と展開

社会学の研究対象は「社会」です。「社会」とは何なのか、社会学は高校までの「社会科」と称される科目の延長線上にあるものなのか、また、社会学では「犯罪者の心理」や「ネット依存症」といったことを勉強することはできるのか。この講義では、20世紀初頭までの社会学の歴史をひも解き、社会学がどのような学問であるかを理解してもらいます。

ジャーナリズム論

ジャーナリズムに含まれる「ジャーナル」とは、「今日」を意味する“jour”から来たものです。世界で「いま」何が起きているのか、私たちは「いま」どこにいるのか。「いま」誰が活躍しているのか。そしてだれが「いま」困っているのか。そうした日々の情報は、マスメディアやソーシャル・ネット・ワーキング・サービス(SNS)を通して伝えられます。この授業では、アクチュアルな映像を視聴しながら、メディアリテラシーを学び、社会を見る目、映像を読み解く目を養います。

環境社会学

「環境の21世紀」といわれるように、現代社会の特質を考えていく上で、環境問題への理解は不可欠になっています。この講義では、ドキュメンタリーなどビデオ映像を用いながら、戦前から今日に至るまでの時代ごとの環境問題の実態と特徴を把握していき、その上で、環境問題を捉える社会学的な視点を身につけます。

カリキュラムについての詳細は立正大学ポータルサイト

体験学習

社会調査実習

社会学科では、机上で理論や方法論などを学ぶだけでなく、実際にフィールドに出て、そこから学ぶ社会調査実習にも力を入れています。社会調査実習では、社会学的な関心をベースとして、学生が中心になって調査を企画・実施、データにもとづいた分析をしています。
今まで社会調査実習で行った調査は、都心部のまちづくり、商店街の活性化、棚田保全、山間集落の町おこし、地域ブランドとまちづくり、犯罪機会論と地域安全マップ、教師のワークライフ、など多岐にわたっています。社会調査実習は、学生が自分たちで調べ・観察し、そこから「調査すべきこと」を見出し、調査・分析を行なうため、将来必要となる課題発見・課題解決能力の育成に結びつきます。

最近の卒業論文から

  • ファッションと相互作用
  • 新型コロナウィルスの流行に伴う『うわさ』の広がり
  • まちづくりと景観形成
  • 変容する道の駅と地域社会の関わり
  • 変わりゆく『島』
  • インフラ整備と共生に向けた都市空間の再編
  • 農業用水路から生まれる文化
  • 犯罪機会論から見る落書き被害と対策
  • 現代日本の「自然派志向」と代替医療に求められる社会的役割
  • 「AYA世代のがん経験者」における自己の構築
  • 戦没者遺骨収集に参加した人々の物語
  • 日本のシングルマザー就労問題
  • シティプロモーションの効果と地域活性化
  • コンテンツツーリズムにおける地域空間の創出
  • 市民の絆形成とスポーツ観戦
  • 現代の消費社会における大学生のTwitter利用の社会学的考察
  • 原爆報道から見える日本
  • シェアリングエコノミーがもたらす社会への影響
  • 変遷する消費行動と商店街連合会

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